第9回
夏休み読書感想文教室


                                講師 大久保 るり子

 第9回目となりました”夏休み読書感想文教室”

今年の参加者は、低学年19名、中学年21名、高学年13名となりました。

このところ毎年そうですが、今年のほぼ半数がリピーターですので、例年通り、何事もなく、粛々と
進行いたしました。いつも、粛々と、と書いておりますが、本当にほとんど私語もなく、えんぴつが紙
を擦る、さらさらさら、という音だけがしている教室、なのであります。

 高学年は驚くべきことに13名中10名が2回目、3回目、4回目・・・ですので、説明をきちんと聞けば、
あとは自分のするべきことをする、という頼もしい状況です。けれど、子どもたちにも保護者の方々にも、
粛々と進行する授業というのは稀有なものに映るようで、アンケートの中でも、「学校の授業とは違い、
皆が必要な事以外喋らず集中している」「学校では経験したことのない雰囲気」などなど、こちらがびっ
くりしてしまうようなお声をいつもいただきます。私たちが知らないだけで、現実の学校の状況はかなり
深刻なものなのでしょうか。あまりの騒がしさに先生の言っていることがわからない、立ち歩きならまだ
しも、校内を徘徊している子には校長先生が付き添っている、というような話も耳にしました。
 今の子どもたちは、集中する楽しさを知らないのだと思います。溢れるほどの多種多様な情報に翻弄
され、次から次へと追い立てられるように新しいもの、新しいことへと移って行かなければならない、と
いう強迫観念に強いられた親は、一所に立ち止まって夢中になる、ということを経験させてあげられる
ほどの余裕は持てないのかもしれません。だから、どの子も例外なく、超多忙なスケジュールの日々を
過ごすことになります。あっちに行ってあれをして、移動の車でおにぎりを食べて、こっちではこれをして、
に追われているのですから、時間を忘れるほどに集中してしまった、ということにはならないわけです。
それでは次に行けないし、スケジュールを消化できません。
 今の子どもたちに、集中する楽しさを教えたいのです。集中する気持ち良さを知ってほしいのです。
集中力と注意力さえあれば、小学校の勉強なんて、できないわけがないのですから。

 この感想文教室で感じられる心地よさというのは、多分、集中することでしか味わえない感覚なのでは
ないでしょうか。だから、毎年、こんなにもリピーターが多いのだと思います。
 子どもたちは、ここでしか学べないことを両手に抱えて、今年も教室を出て行きました。

 ありがとうございました〜

と大きな声で。明るい笑顔を残して。

【参加者の声】 
大勢の参加者からアンケートを頂戴いたしました。
一部ですが、ご紹介させて頂きます。

今回で3回目の読書感想文教室。兄弟でお世話になっております。日々、文章を書く難しさを感じています。
この貴重な経験は、必ず息子の力になっていると感じ、信じています。この教室に携わっている皆様に、
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 (3年・男)

中学生になった長男から、こちらでお世話になっております。いつもありがとうございます。今回は作文に
慣れてきたのか、次の読書感想文の日を、二人とも楽しみにしているようでした。先生の分かりやすいご
指導のもと、楽しんで感想文に取り組むことが出来ました。ありがとうございました。(2年・4年・女)

毎年お世話になっております。娘は、1年の頃から参加させて頂いてますが、先生の厳しい中にも優しさを
感じるご指導が、心地よく感じるようです。厳しく叱ってくださる先生が、年々少なくなっているような気がし
ています。(4年・女)

3年生の夏休みからお世話になり、4回目の夏が終わりました。1回目から比べると本読みも早くなり、
感想文自体も無理なく終わらせることが出来るように成長したと思います。先生のお人柄も大好きで、
親である私が楽しみにしていた夏でもありました。どうもありがとうございました。(6年・男)

上の子は、昨年もお世話になりました。下の子が1年生になったので、二人でお願いしました。下の子は
姉がいないと何も出来なかったのですが、初めて誰も知らない人の中で、一人で頑張りました。心配で
したが、何とか通えて、自身がついたようです。来年も、ぜひ、お願い致します。(1年・6年・女)